『退去日』は待ってくれない。オフィス移転・閉鎖で担当者が陥る”3つの悪夢”
「来月末には必ず退去しないといけないのに、什器の処分業者が見つからない…」
これは、仙台市内のある企業で実際に起こった、オフィス移転プロジェクトの担当者の声です。退去予定日の3週間前になって、ようやく大量の什器処分に取り掛かろうとしたところ、想像以上の困難に直面することになりました。
オフィス移転・閉鎖で担当者が陥る”3つの悪夢”
悪夢1:大量の不用品が片付かない
「デスク50台、チェア80脚、書庫30台…。こんなに大量の什器を、どうやって処分すればいいのか」
通常の廃棄物処理業者では対応できない大量の什器。予約が取れない、運搬車両が足りない、人手が確保できない等々、退去日が迫る中で焦りだけが募っていきます。
悪夢2:想定外の廃棄費用
「廃棄費用だけで150万円!?移転予算を大幅にオーバーしてしまう…」
什器の処分費用を甘く見積もっていたため、移転予算が大幅に不足。追加予算の確保に奔走することになり、本来の移転準備に支障をきたします。
悪夢3:原状回復が間に合わない
「什器搬出が遅れて、内装工事の開始が1週間も遅れている。退去日に間に合わない…」
什器処分と原状回復工事の連携が取れておらず、工期が大幅に遅延。最悪の場合、退去日に間に合わず、賃料の延長や違約金が発生する事態に。
しかし、この記事を読めば、その悪夢は避けられます。
本記事では、仙台市及び宮城県内でオフィス移転・閉鎖を控えている企業の担当者様に向けて、什器処分と高価買取の全知識をお伝えします。計画的な段取り、コストを削減する買取術、そして効率的なワンストップサービスの活用まで、プロジェクト成功のためのすべてをご紹介します。
【第1章:段取り編】成功は準備で9割決まる!退去2ヶ月前からのToDoチェックリスト
オフィス移転・閉鎖における什器処分は、計画的な段取りが成功の鍵です。以下のチェックリストに従って、確実にプロジェクトを進めましょう。
[ 2ヶ月前]:現状把握と業者選定開始
什器リストの作成
まず、処分対象となるすべての什器をリストアップします。
記録すべき項目
- 品目名(デスク、チェア、書庫等)
- ブランド・メーカー名
- 型番(可能な限り)
- サイズ・仕様
- 数量
- 購入年月(概算可)
- 状態(良好・普通・要修理)
- 写真(スマートフォンで十分)
効率的なリスト作成のコツ
- フロアごと、部署ごとに分けて整理
- 同一製品はまとめて記録
- 移転先に持参するものと処分するものを明確に分別
業者選定の開始
複数の業者に連絡し、サービス内容と料金体系を比較検討します。
確認すべきポイント
- 対応可能な什器の種類・量
- 買取サービスの有無
- 産業廃棄物処理業許可の有無
- 原状回復工事との連携可能性
[ 1ヶ月前] :現地調査と詳細見積もり
業者による現地調査
リストだけでは分からない詳細を、専門業者に実際に確認してもらいます。
現地調査で確認されること
- 什器の実際の状態と数量
- 搬出経路(エレベーター、階段、通路幅)
- 搬出作業の難易度
- 近隣への配慮事項
買取査定の実施
状態の良い什器については、買取査定を受けましょう。
査定アップのための事前準備
- 簡単な清掃(ホコリ、汚れの除去)
- 付属品の確認(鍵、説明書等)
- 型番シールの写真撮影
- まとめ売りできる数量の確認
廃棄物量の確定と最終見積もり
買取対象外の什器について、産業廃棄物としての処分見積もりを取得します。
[ 2週間前] :スケジュール確定と社内調整
搬出・作業日の確定
業者との詳細なスケジュール調整を行います。
決定すべき事項
- 搬出作業日(複数日に分ける場合もあり)
- 作業開始・終了時間
- 原状回復工事開始日
- 完了予定日
社内への告知と調整
移転に関わるすべての関係者に情報共有します。
告知内容
- 什器搬出の日程
- 作業エリアへの立ち入り制限
- 貴重品・私物の事前撤去依頼
- 原状回復工事の期間
[ 1週間前] :最終確認と近隣対応
最終確認事項
- 搬出什器の最終確認
- 作業当日の連絡体制確認
- 緊急時の対応手順確認
近隣への挨拶
大型什器の搬出は近隣に迷惑をかける可能性があります。
挨拶のタイミングと内容
- 作業の1週間前までに実施
- 作業日時と内容の説明
- 騒音や通路使用への協力依頼
- 緊急連絡先の提供
[当日 ] :作業立ち会いと確認
作業開始前の確認
- 搬出什器の最終チェック
- 搬出経路の安全確認
- 作業スタッフとの打ち合わせ
作業完了後の確認
- 搬出完了の確認
- 室内の確認(傷、汚れ等)
- 廃棄物の種類・量の確認
- マニフェスト等の書類受領
【第2章:買取編】廃棄コストを利益に変える!高価買取が期待できるオフィス家具の具体名
オフィス什器の中には、処分費用を支払うどころか、思わぬ収入源となるものがあります。高価買取のポイントを押さえて、移転コストを大幅に削減しましょう。
高価買取の3大要素
1. ブランド・メーカー
信頼性の高いブランドの什器は、中古市場でも高い需要があります。
高価買取が期待できるブランド
国内ブランド
- オカムラ(OKAMURA):コンテッサチェア、シルフィーチェア等
- コクヨ(KOKUYO):イング、エディア、レバンシリーズ等
- イトーキ(ITOKI):サリダチェア、バーテブラシリーズ等
- プラス(PLUS):ジロフレックス、リンクライン等
海外ブランド
- ハーマンミラー(Herman Miller):アーロンチェア、エンボディチェア
- スチールケース(Steelcase):リープチェア、シンクチェア
- ヴィトラ(Vitra):IDチェア、ヘドラチェア
- エルゴヒューマン(Ergohuman):プロ、ベーシック等
2. 状態・年式
購入からの経過年数と使用状態が査定に大きく影響します。
高価買取の条件
- 購入から5年以内
- 目立った傷、汚れがない
- 機能に問題がない(キャスター、昇降機能等)
- 喫煙環境での使用でない
3. 数量・まとめ売り
同一商品をまとめて売却することで、単価アップが期待できます。
まとめ売りのメリット
- 単価が20-30%アップする場合も
- 運搬効率が良いため業者のコストが削減
- 中古販売業者が欲しがる「セット商品」になる
具体的な買取相場例
ワークチェア
- ハーマンミラー アーロンチェア:50,000円〜120,000円
- オカムラ コンテッサ:30,000円〜70,000円
- コクヨ イング:15,000円〜35,000円
- イトーキ サリダ:20,000円〜45,000円
デスク・テーブル
- オカムラ スイフト:20,000円〜50,000円
- コクヨ ワークヴィスタ:15,000円〜40,000円
- 会議テーブル(8名用):10,000円〜30,000円
収納家具
- コクヨ エディア:10,000円〜25,000円
- オカムラ レクトライン:8,000円〜20,000円
- 書庫(両開き):5,000円〜15,000円
査定額アップのコツ
簡単な清掃
査定前の清掃で、見た目の印象を大幅に改善できます。
清掃のポイント
- チェア:座面・背もたれの拭き掃除、キャスターの汚れ除去
- デスク:天板の清拭、引き出し内の整理
- 書庫:内部の清拭、鍵の動作確認
付属品の確保
購入時の付属品があると査定額がアップします。
重要な付属品
- 鍵(書庫、デスクの引き出し等)
- アームレスト(チェア)
- ヘッドレスト(チェア)
- 説明書・保証書
型番シールの写真撮影
正確な型番が分かると、適正な査定が受けられます。
撮影のポイント
- シールが貼られている場所(座面裏、デスク裏等)
- 文字が読めるように鮮明に撮影
- 複数角度から撮影
買取不可になりやすいもの
状態による買取不可
- 破損が激しい(座面の破れ、デスクの大きな傷等)
- 機能不全(昇降しない、キャスターが壊れている等)
- 異臭がする(ペット臭、タバコ臭等)
デザイン・年式による買取不可
- 極端に古いデザイン(20年以上前の製品)
- 特殊仕様(企業専用色、特注サイズ等)
- 法律で使用が制限されるもの(アスベスト含有等)
市場性による買取不可
- 需要の少ない特殊な家具
- 単品での価値が低いもの
- 運搬コストが買取価格を上回るもの
【第3章:処分編】買取不可の什器を『産業廃棄物』として適法に処理する方法
買取対象外の什器は、産業廃棄物として適正に処理する必要があります。法令遵守の観点から、正しい処理方法を理解しておきましょう。
オフィス什器の産業廃棄物分類
材質による分類
木くず
- 木製デスク、木製棚
- 木製パーティション
- 処分費用相場:1㎥あたり8,000円〜15,000円
金属くず
- スチール製デスク、書庫
- パイプ椅子、金属製ラック
- 処分費用相場:1tあたり20,000円〜35,000円
廃プラスチック類
- プラスチック製チェア
- アクリル製パーティション
- 処分費用相場:1tあたり40,000円〜70,000円
ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず
- ガラス製テーブル
- 陶器製の装飾品
- 処分費用相場:1tあたり15,000円〜25,000円
混合廃棄物
複数の素材が組み合わされた什器は、分別が困難なため混合廃棄物として処理されます。
混合廃棄物の例
- 布張りチェア(金属+布+ウレタン)
- 複合材デスク(木+金属+プラスチック)
処分費用相場:1tあたり50,000円〜80,000円
マニフェスト(産業廃棄物管理票)の重要性
マニフェストとは
産業廃棄物の処理を委託する際に、処理の流れを管理・確認するための法定書類です。
マニフェストの役割
- 誰が、いつ、どこへ運んで処理したかを証明
- 適正処理の確認
- 不法投棄等の防止
マニフェストの記載事項
A票(委託者控え)
- 排出事業者情報
- 廃棄物の種類・数量
- 収集運搬業者情報
- 処分業者情報
B1票(収集運搬業者→委託者)
- 収集運搬完了の報告
B2票(収集運搬業者控え)
- 収集運搬業者の記録
C1票(処分業者→委託者)
- 中間処理完了の報告
C2票(処分業者控え)
- 処分業者の記録
D票(最終処分業者→委託者)
- 最終処分完了の報告
E票(最終処分業者控え)
- 最終処分業者の記録
マニフェストの保管義務
排出事業者は、マニフェストを5年間保管する義務があります。
保管すべき票
- A票:5年間
- B1票:5年間
- C1票:5年間
- D票:5年間
処分業者選定のポイント
必要な許可の確認
- 産業廃棄物収集運搬業許可(宮城県発行)
- 産業廃棄物処分業許可(該当する場合)
信頼性の確認
- 処理実績の豊富さ
- 法令遵守の徹底
- 適正な料金体系
処理方法の確認
- 中間処理施設の場所・方法
- 最終処分場の場所・方法
- リサイクル率の高さ
【第4章:連携編】担当者の負担を9割減らす『ワンストップ依頼』という選択肢
オフィス移転における什器処分は、複数の専門業者との連携が必要になることが多く、担当者にとって大きな負担となります。ワンストップサービスを活用することで、この負担を大幅に軽減できます。
なぜ別々の業者依頼は大変なのか
業者間の責任の押し付け合い
よくあるトラブル例
- 什器搬出業者:「原状回復は専門外です」
- 内装業者:「什器が残っていると工事できません」
- 廃棄物業者:「搬出は別の業者が行うので、当日の立ち会いはできません」
結果 担当者が各業者間の調整役として走り回ることになり、本来の移転業務に支障をきたします。
スケジュールの重複と遅延
問題点
- 什器搬出が遅れると内装工事が開始できない
- 内装業者の都合で什器搬出のスケジュールが制約される
- 各業者の空き状況を個別に調整する手間
実際のケース 什器搬出:3月15日予定 ↓(什器搬出業者の都合で延期) 什器搬出:3月20日に変更 ↓(連鎖的に後倒し) 内装工事開始:3月25日に変更 ↓(退去日に間に合わない可能性) 緊急対応で追加費用発生
連絡の手間と情報伝達ミス
担当者の1日の連絡例
- 09:00 什器搬出業者に進捗確認の電話
- 10:30 内装業者に開始日程の相談
- 14:00 廃棄物業者にマニフェストの確認
- 16:00 什器搬出業者から「エレベーターが使えない」の連絡
- 17:00 内装業者に遅延の連絡
- 18:00 管理会社に解決策の相談
情報伝達ミスの例
- 搬出量の認識違い
- 作業時間の伝達ミス
- 特殊廃棄物の処理方法の食い違い
ワンストップサービスのメリット
窓口が一つで済む圧倒的な手軽さ
従来の方法
- 什器買取業者
- 廃棄物処理業者
- 内装工事業者
- 清掃業者
ワンストップサービス
- 1社ですべて対応
担当者の負担軽減
- 連絡先が1つ
- 進捗確認が1回の電話で完了
- 責任所在が明確
連携ロスによる工期遅延の防止
連携メリット
- 什器搬出と内装工事の最適なスケジューリング
- 作業効率を考慮した人員配置
- 不測の事態への迅速な対応
工期短縮効果
- 従来方法:3-4週間
- ワンストップ:2-3週間
- 約30%の工期短縮
トータルでのコスト削減
コスト削減の要因
1. 重複費用の削減
- 運搬車両の効率的利用
- 作業員の無駄な待機時間削減
- 管理費用の一本化
2. 買取収入の最大化
- 専門的な査定による適正価格
- まとめ売りによる単価アップ
- 中間マージンの削減
3. 処分費用の最適化
- 廃棄物の適切な分別による単価削減
- 大量処理による割引適用
- リサイクル率向上による処分費削減
実際のコスト比較例(従業員100名規模のオフィス)
項目従来方法ワンストップ差額什器買取-500,000円-800,000円+300,000円廃棄物処理1,200,000円800,000円-400,000円内装工事2,000,000円1,800,000円-200,000円清掃費用150,000円サービス-150,000円合計2,850,000円1,800,000円▲1,050,000円
専門性の統合による品質向上
統合される専門性
- 什器の適正評価(買取査定)
- 廃棄物の法令遵守処理
- 効率的な原状回復工事
- 近隣配慮とリスク管理
品質向上の具体例
- 什器の傷をつけない搬出技術
- 内装工事を考慮した搬出順序
- 廃棄物分別の最適化
- 緊急時の迅速な代替案提案
まとめ:貴社の新たな門出を、私たちは『裏方』として全力でサポートします
オフィス移転・閉鎖は、企業にとって重要な転換点です。それは単なる場所の変更ではなく、新しいビジネスステージへの出発を意味します。
担当者の皆様が本当に集中すべきこと
- 新オフィスでの業務効率化の検討
- 移転を機とした組織体制の見直し
- 取引先への移転連絡と関係維持
- 従業員のモチベーション維持
私たちが引き受ける『裏方』の業務
- 大量什器の高価買取査定
- 法令に準拠した適正な廃棄物処理
- 効率的な原状回復工事
- 近隣への配慮と緊急時対応
什器処分のような煩雑な業務に時間を取られることなく、担当者の皆様には「未来への準備」に集中していただきたい。それが、私たちの願いです。
移転プロジェクト成功のために
- 時間的余裕:2ヶ月前からの計画的な準備
- 経済的メリット:買取収入による大幅なコスト削減
- 精神的安心:すべてをプロに任せる安心感
- 法的保護:適正処理による企業責任の履行
私たちは、これまで数多くの企業様のオフィス移転をサポートしてまいりました。そこで培った経験と専門知識を活かし、貴社の新たな門出を成功に導くお手伝いをさせていただきます。
貴社の移転プロジェクトを成功させるパートナーとして
オフィス移転・閉鎖は、過去の整理であると同時に、未来へのスタートです。その大切な節目に、什器処分のことで頭を悩ませる必要はありません。
私たちの包括的サービス
- 高価買取査定:専門査定士による適正評価
- 一括処分:産業廃棄物としての適法処理
- 原状回復工事:経験豊富な職人による確実な施工
- 近隣対応:地域に配慮した丁寧な作業
お客様の声 「什器処分から原状回復まで、すべてお任せできて本当に助かりました。おかげで移転準備に集中でき、スムーズな移転が実現できました。」 (仙台市内・IT企業様)
「買取査定で想像以上の金額がつき、移転費用を大幅に削減できました。廃棄物処理も適正に行っていただき、安心でした。」 (宮城県内・製造業様)
什器の高価買取査定から、産業廃棄物としての適正処理、そして原状回復工事まで、私たちがあらゆる面倒をワンストップで引き受けます。
【無料】移転・閉鎖に伴う什器の買取査定&処分・原状回復まるごと相談
無料相談で確認できること
- 什器の概算買取価格
- 処分費用の詳細見積もり
- 原状回復工事の工期・費用
- 最適な作業スケジュール提案
オフィス家具の処分お電話一本で完結!
ご依頼の流れ
ご契約・回収までの流れ

お問い合わせ
お電話、LINE、メールでお気軽にお問い合わせください。廃棄物の種類や量、ご希望の回収頻度をお知らせください。









無料お見積り
必要に応じて現地調査も実施し、お客様に最適なプランと料金をご提示します。









回収作業実施
ご契約後、ご指定の日時・頻度で回収作業にお伺いいたします。マニフェストの発行も行います。









作業完了報告
作業完了後、ご担当者様に報告し、作業内容をご確認いただきます。









お支払い
各種クレジットカード、銀行振込、現金払いに対応しています。法人様向けの請求書払いも可能です。


