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【法人様向け】産業廃棄物マニフェストとは?仕組みと流れを徹底解説

オフィスの移転や内装工事、日常業務で発生する事業ゴミの処理、「産業廃棄物マニフェスト」の対応でお困りではありませんか?「言葉は聞くけど、何のことかよくわからない」「自社でも発行が必要なのか?」といったご担当者様は少なくありません。本記事では、企業のコンプライアンスに不可欠な産業廃棄物マニフェストの役割や種類、交付から保管までの流れを、専門家の視点からわかりやすく解説します。面倒な手続きは、専門業者の事業ゴミ回収110番にまとめてお任せください。

産業廃棄物の適正処理、マニフェスト対応でお悩みなら、今すぐご相談ください!

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「マニフェストがよくわからない…」では済まされない!排出事業者の重い責任

産業廃棄物は、法律(廃棄物処理法)に基づいた適正な処理が義務付けられています。その過程で重要な役割を果たすのが「産業廃棄物マニフェスト(管理票)」です。この制度を正しく理解しないままでは、意図せず法令違反を犯してしまうリスクがあります。

具体的な困りごと・疑問

  • そもそもマニフェストが何のための書類なのかわからない。
  • 自社のオフィスから出るゴミのうち、どれが産業廃棄物にあたるか判断できない。
  • マニフェストの書き方や伝票の管理方法が複雑そうで、手を付けられない。
  • 処理を委託したいが、信頼できる業者をどう探せばいいか不安。
  • 電子マニフェストというものもあるらしいが、紙と何が違うのか不明。

課題を放置する深刻なリスク

マニフェストに関する知識不足や対応の遅れは、企業にとって重大なリスクにつながります。

  • 知らないうちに法律違反: マニフェストを交付しなかったり、虚偽の記載をしたりすると、排出事業者に対して1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
  • 企業の社会的信用の失墜: 不適切な処理が発覚すれば、罰則だけでなく、取引先や顧客からの信用を失い、企業イメージが大きく損なわれる恐れがあります。
  • 不法投棄による環境汚染への加担: 委託した業者が不法投棄を行った場合、排出事業者も管理責任を問われることがあります。自社のゴミが環境を汚染する原因になりかねません。

なぜマニフェストは必要?制度の目的と3つの大切な役割

マニフェスト制度は、排出事業者が自らの責任において、廃棄物が最終的にどこでどのように処理されたかを確認するための仕組みです。これには3つの重要な役割があります。

1. 廃棄物の流れを「見える化」する

マニフェストは、ゴミが排出されてから収集運搬され、中間処理、最終処分されるまでの一連の流れを記録・管理する「伝票」です。各工程で業者がサインをし、その写しが排出事業者に返送されることで、ゴミの軌跡を正確に追跡できます。

2. 不法投棄を未然に防ぐ

処理の流れがすべて記録されるため、処理業者は途中で不法投棄などの不正行為を行いにくくなります。制度全体で、廃棄物の不適正な処理を抑止する効果があります。

3. 排出事業者の責任を明確にする

廃棄物処理法では、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない」と定められています。マニフェストは、排出事業者がその責任を最後まで果たしたことを証明する、非常に重要な書類となるのです。

図解でわかる!産業廃棄物マニフェストの仕組みと流れ

マニフェストには「紙マニフェスト」と「電子マニフェスト」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴と、一般的な紙マニフェストの流れを解説します。

紙マニフェストと電子マニフェストの違い

どちらを利用するかは排出事業者が選択できます。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

紙マニフェスト電子マニフェスト
メリット導入が手軽で、小規模な排出に向いている。記入漏れ防止、報告業務の簡素化、保管が不要で楽。
デメリット手書きの手間、記入漏れリスク、5年間の保管義務がある。導入時にPCやインターネット環境、関係業者双方の加入が必要。

紙マニフェスト(7枚綴り)各票の役割

紙マニフェストは、複写式の7枚(または8枚)綴りの伝票で構成されています。

  • A票: 排出事業者の控え(交付時に保管)
  • B1票: 収集運搬業者の控え
  • B2票: 収集運搬完了後、排出事業者へ返送(運搬終了の確認)
  • C1票: 処分業者の控え
  • C2票: 処分完了後、収集運搬業者へ返送
  • D票: 処分完了後、排出事業者へ返送(処分終了の確認)
  • E票: 最終処分完了後、排出事業者へ返送(最終処分終了の確認)

マニフェスト交付から保管までの5ステップ

  1. STEP1: 委託契約の締結
    まず、廃棄物の処理を委託する収集運搬業者、処分業者とそれぞれ書面で契約を結びます。
  2. STEP2: マニフェストの交付
    排出事業者は、廃棄物の種類、数量などをマニフェストに記入し、廃棄物を引き渡す際に収集運搬業者へ交付します。
  3. STEP3: 収集運搬
    収集運搬業者は、廃棄物を処分業者まで運搬したら、運搬完了日などを記入し、B2票を排出事業者へ送付します。
  4. STEP4: 処分
    処分業者は、委託された廃棄物の処分が完了したら、処分完了日などを記入し、D票を排出事業者へ、C2票を収集運搬業者へ送付します。
  5. STEP5: 返送伝票の確認と保管義務
    排出事業者は、返送されてきたB2票、D票、E票の内容を確認し、A票と一緒に5年間保管する義務があります。

マニフェスト対応を専門業者に任せるべき4つの理由

このように複雑で責任の重いマニフェスト対応は、信頼できる専門業者に一任するのが最も安全で効率的です。「事業ごみ回収110番」が選ばれる理由をご紹介します。

1. 複雑な手続きや書類管理から解放される!

マニフェストの発行や管理はもちろん、前提となる委託契約書の作成まで、法令に準拠した形でサポートします。ご担当者様は、コア業務に集中していただけます。

2. 法令に基づいた適正処理でコンプライアンスを遵守!

弊社は宮城県・仙台市の許可を持つ優良な処理業者とのみ提携しています。不法投棄などの心配は一切なく、お客様のコンプライアンスを確実に守ります。

3. 面倒な業者探しや分別作業の手間が省ける!

廃棄物の種類に応じて複数の業者を探す必要はありません。分別方法がわからないゴミも、弊社スタッフが現地で適切に仕分け、最適な処理ルートを確保します。

4. 買取と組み合わせることでコスト削減も可能!

廃棄物の中にオフィス家具やOA機器など価値のあるものが含まれていれば、積極的に買取を提案します。買取金額を処理費用から差し引くことで、コスト削減にも貢献します。

コンプライアンス遵守と手間削減を両立!
マニフェスト対応を含む産業廃棄物処理は、事業ごみ回収110番にお任せください。

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産業廃棄物処理の料金目安

弊社では、廃棄物の量に応じたお得な載せ放題プランをご用意しております。マニフェスト発行手数料も含まれており、明朗会計で安心です。

※こちらはあくまで目安です。廃棄物の種類や現場の状況により変動します。正確な料金は無料のお見積りにてご提示いたします。

プラン積載量の目安料金(税別)
軽トラック載せ放題荷台満載(一般的な事務所ゴミなど)25,000円~
2tトラック載せ放題1K~1DK分程度(小規模オフィスの片付け)60,000円~
4tトラック載せ放題2LDK~(大規模なオフィス移転など)要見積もり
オフィスまるごと片付け規模に応じて個別見積もり要見積もり

マニフェストが必要な産業廃棄物の品目例

事業活動から排出される廃棄物のうち、法律で定められた20種類のものが産業廃棄物です。オフィスや店舗から排出されやすい品目には以下のようなものがあります。

  • 廃プラスチック類: ファイル、梱包材、パーティションなど
  • 金属くず: スチールデスク、ロッカー、什器、OA機器の金属部分など
  • ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず: 窓ガラス、蛍光灯、陶器製の食器など
  • がれき類: 内装解体などで発生したコンクリート片、アスファルト片など
  • 木くず: 木製の家具、パレット、内装材など
  • 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリなど: 特定の工場や事業所から排出されるもの

※一般家庭から出るゴミ(一般廃棄物)とは区別されます。

お問い合わせから適正処理までの流れ

ご相談からマニフェストの管理まで、ワンストップでスムーズに対応いたします。

  1. STEP1: お問い合わせ
    お電話またはメールフォームにて、廃棄物の内容や量、ご希望の日時などをお知らせください。概算の料金をお伝えすることも可能です。
  2. STEP2: 現地確認・お見積り
    担当者が現地へお伺いし、廃棄物の詳細を確認。最適な処理方法をご提案し、正式なお見積書を提示します。収集運搬・処分の委託契約もこの段階で締結します。
  3. STEP3: 収集運搬・適正処理
    ご契約内容に基づき、廃棄物を搬出・収集します。弊社が責任を持って、提携する処分場にて法令に則り適正に処理を行います。
  4. STEP4: マニフェスト返送・ご確認
    処理完了後、規定の期間内にマニフェストの各伝票(B2票、D票、E票)をお客様へ郵送いたします。大切に保管してください。

産業廃棄物マニフェストに関するよくある質問

Q. ごく少量のごみでもマニフェストは必要ですか?
A. はい、産業廃棄物に該当するものであれば、排出量に関わらずマニフェストの交付義務があります。「少しだから」といって、一般ごみとして捨てることはできません。
Q. マニフェストはいつまで保管すればいいですか?
A. 法律により、返送されたマニフェストの各票(B2、D、E票)を、A票と一緒に受け取った日から5年間保管することが義務付けられています。
Q. 電子マニフェストに対応していますか?
A. はい、もちろん対応しております。弊社および提携業者は電子マニフェストシステム(JWNET)に加入済みです。お客様のご希望に合わせて紙・電子どちらでも対応可能です。
Q. 委託契約書も作成してもらえますか?
A. はい、廃棄物処理法で定められた二者間契約(排出事業者様と収集運搬業者、排出事業者様と処分業者)の契約書作成もサポートいたしますので、ご安心ください。
Q. 処理業者の許可証(優良認定など)は見せてもらえますか?
A. はい、お見積りやご契約の際に、委託する収集運搬業者・処分業者の許可証の写しを提示いたします。ご納得いただいた上でご契約いただけます。

対応エリア

仙台市を中心に、宮城県全域の産業廃棄物処理・マニフェスト発行に対応しております。

  • 仙台市: 青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区
  • 県北エリア: 大崎市、栗原市、登米市など
  • 県南エリア: 名取市、岩沼市、白石市など

(富谷市、多賀城市、塩竈市、石巻市など、上記以外の市町村の法人様もお気軽にご相談ください)

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仙台市・宮城県での産業廃棄物処理はプロにお任せ

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